まだ少しパリ雑感

ボヤッとしていたら前回から間が空いてしまい、
パリ旅行の思い出も脳裏から薄れつつある今日
この頃なのですが、最後に自分の備忘録もかねて
もう少し雑感を記しておこうかと思います。

●犬∞、猫1

相変わらず犬が多かったのですが、いやパリの
ワンちゃん達はどこでどういうしつけを受けて
いるのでしょうか、綱もないのになぜあのように
物分りよくご主人に寄り添ってるのでしょうね。
ちなみに今回猫は1ぴきしか見ませんでした、
きっと猫ちゃんたちは皆お屋敷住まいなのでしょう。

↓八百屋の物陰から出てきたひとなつこい猫。


●ルーブルを結構見た

前に行った時は結構早めにへこたれてほとんど
見てないに等しいぐらいでしたが、今回はまあまあ
見られました。一応リシュリュー翼、ドゥノン翼、
シュリー翼三方向全部足を踏み入れ、それなりに
ジックリ見ることが出来たのではないかと思います。
や、でも絵画や企画でやっていたヤン・ファーブル
のあたりは結構真剣に見てましたが、夕方ごろに
行ったあたり、古代ギリシャとかの辺は白状すると、
うつろな心でほとんど通り過ぎてるだけでした。
まあ、全部見尽くしてしまうと次に来たときの
楽しみもなくなる事だし、今回はこの辺で
勘弁しといてやろうという感じです、うそです、
参りました、広すぎですルーブル。

↓ヤン・ファーブルはあのファーブルのひ孫さん
らしく作品にふんだんに虫が使われています、
好きか嫌いかちょっと微妙。


美術館ではもうひとつ、マイヨール美術館という
ところも行きましたがそこもステキでした。企画で
デュシャンとかイリヤ・カバコフとかも
あり、マイヨールの彫刻やナイーフアートの
作品、マチスなどもあり思わぬ拾いものでした。
ところで、イリヤ・カバコフのインスタレー
ションってそこはかとなく怖いところが
イイですね。

●食べた

今回フランス語堪能なおおのさんのおかげで
どこに行っても大体食べたいものが食べられて
大満足でした。とはいっても、三ツ星レストランとか
は行ってませんが。とりあえず日本で三ツ星に
行ってから再チャレンジしたいような気がしなくも
ないです。しかし、ラ・スリゼというこじんまり
した結構有名なレストランに飛び込みで入れて
ラッキーでした。食事もどれも美味しく、
デザートも大好きなサバラン、さらに食後のコーヒー
についていたちっちゃいカヌレ。ああ、シアワセ。

↓これは、マレ地区で食べたファラフェルを
思い出して帰ってからうちでも作ってみたもの。
オットにピタパン焼いてもらいました。


あと、非常に思ったのが、やっぱり私ガイコク
(漠然としてますが、まあ西洋文化全般)が好き、
という事です。建物の造形とか金具とか植栽とか
舗道とかカフェやらの佇まいとか人々の着こなし
とかしぐさとか本屋とか、端々にシビれるものが
ありました。もちろん観光客目線ですから、
実際に中に入ればどこだって楽しい事ばかり
じゃなくてダメな所もイヤな所もあったりなのは
当たり前なのですが、心の中のイメージの
問題として。子供の頃に感じた遠いアコガレ
みたいなものを忘れず、西洋カブレで
ときめいて(?)生きていきたいものだと、
心に強く誓うのでした。とはいえ、帰ったら
ウドンやらお寿司とかさっそく食べましたが。
創作意欲的に大変刺激があったパリ旅行、
ではとりあえず思い出はこの辺で。
(しかし、ちょっと旅行にいったぐらいで
こんなにアンプリファイされてしまうんだから、
私ってオメデタイですね、というか普段
どれだけスペクタクルがないんだか、ハハハ…)

↓「目覚めよ、パリ!」ならぬ、「目覚めよ、
私!」な旅でした。自己満足に長々お付き合い
ありがとうございました。

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