動物、動物たちを見た
↑上の階から動物たちの大行列を撮ったところ。
コドモの大行列も。
パリに行って今回感銘を受けたもののひとつは
パリ国立自然史博物館です。植物園もいい天気で
ロックガーデンがステキだったのですが、なんと
言っても進化大陳列館が壮観でした。もともと
植物園で所蔵していた標本をきれいに直したり
メンテナンスして1994年に新たにオープンした
この施設、剥製の動物たちも圧倒的なのですが
建物の雰囲気もすごくステキでした。残念なのは
説明がフランス語だけだったので、フランス語が
分かればより楽しめたのにと思います。
ところでタイムリーにこの博物館誕生を追った
ドキュメンタリーを渋谷のCinema Angelica
というところでやっていたのでさっそく
見に行きました。いや、大変な作業だったよう
です。長い事倉庫で眠っていた剥製の動物たちが、
丹念な仕事である意味新たな生命を吹き込まれて
いく様子が克明につづられていました。もちろん
彼らの命はずーっと昔に失われていて、輝かしく
展示された彼らを見ていると、ちょっと切ない
ですね。また、フランスの人のあらゆるものに
対する美の追求もかいま見られ、襟を正される
思いです。が、この手のドキュメンタリーに
よくあることなのですが画面から抗いがたい
強力なα波が出ていたため、最後の方3分ほど
記憶がなく、運び込んで列を直してケンケン
ガクガクしてたな~と思ったら次に見たのは
完成した様子で、その間が非常に気になります。
なお、その後の同時上映「行け、ラペビー!」
はツール・ド・フランスの往年のスター、
ロジェ・ラペビーの晩年のドキュメンタリーで、
こちらもツール・ド・フランス好きの私と
しては、こないだパリ・ルーべを見た直後
なのもあって非常にタイムリーで、ワクワクする
楽しいものでした。
ラペビーの「死ぬときには自転車に乗って
いたい」という言葉に胸が熱くなりましたが、
そう言い切れるものがあるっていいですね。
私も死ぬときにはペンを握っていたいかどうかと
言えば、まあそうと言える気がしますが、
違うっちゃ違うような気もします。畳の上で
死にたいとか、桜の下で、とか、いや満天の
星空の下で、とか。ダメですね。って、ちっとも
パリ旅行記になってない。次回こそ。
コメント
いいなぁ~。行ってみたいわ。
>画面から抗いがたい強力なα波が出ていたため・・・
ってとこが笑えるわ。
結局全然違う話で終わってる所も、らしいわ(笑)