ジュゼッペさんと小袖と風船と

私はまとまった夏休みは取らなかったのですが、
ボヤッとしているとダラダラ仕事したりしなかったり、
すぐにメリハリがない非スペクタクル生活になって
しまいます。働き盛り遊び盛りのいい年に、こんな
体たらくではいかん、夏休みの子供のようなみずみずしい
感性カムバック!と誓い、最近は仕事の合間に
ちょこちょことイベントを入れて遊んで鋭気を養って
おります。前置きが長くなりましたが、という訳で、
昨日はジュゼッペ・アンダローロさんというピアニストの
演奏会に行ってきました。


シューマンの幻想小品集作品12という、ロマン派
どまんなかの曲や、リストのハンガリー狂詩曲など、
緩急とりまぜて大変盛り上がり、生演奏ってすばら
しいと感激です。実は前日寝不足ぎみだったので
途中で寝てしまうのではないか、しかも前から2列目の
席でそんな失礼な、どうしましょったら。と非常に心配
していたのですが、大丈夫でした、よかった。

また先日は、サントリー美術館で「小袖」の展示を
見てきました。最近私は絵を描く時に「線の重なり」という
事に非常に興味があっていろいろ試しているので(とは
いっても自分の中での事なので、他の人から見たらいつも
と変わりないのかもしれませんが)刺繍の繊細な線の感じに
大変感銘を受けました。色もかわいいですね。シックなのも
いいですが、豪華絢爛なのもいいです。絞りの部分の使い方
とか、トーンにも通じるなあ、とか、インスピレーション
が刺激される展示でした。


この日はその後、軽く一杯やってから、銀座で映画
「赤い風船」と「白い馬」を見て「人と馬と風船が
仲良く暮らせる世界」に思いをはせて帰りましたとさ。
ハッ遊びすぎた。仕事しようっと。

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