サディスティック・サンデー

しつこく引きずる話題でアレなのですが、
３週間以上前の風邪のあと、ずっと右耳が
エレベーターの中と言うか飛行機に乗ってると
いうか、塞がってる感じがするのです。
風邪でかかった内科のお医者さんに言うと
「それは耳鼻科に行ってくださいね〜」と
言われたので、無邪気に耳鼻科に行ってみた
のですが。ですが。怖いよ、怖かったよ、耳鼻科！

普段耳鼻科にかからないので、時間と立地の
都合で、日曜日にやっているという、行った事の
ない耳鼻科のドアをたたいてみると。
まず、入った瞬間にしつらえが昭和３０年代な
ダークな感じで、壁のシミなどを眺めていたら
「i gotta bad feeling about this…」という
警報が頭に鳴り響きだしたのですが、果たして
そのイヤな予感は的中し、ものすごい怖い先生
に、怖い器具。いきなり尖った金属とか出して
きて、「動くとかえってあぶないだろう！」とか
怒られても、ちょっとアナタそれで私に何するの。
殺す気？！というか、これから何をするのかとか
せめて説明してください、後生だから。
最近行った風邪のお医者さんが、とってもやさしい
女医さんで、しかも診察室の奥に九官鳥がいて
心なごむ体験だったので失念していましたが、
私極度の医者恐怖症だった。
しかし、診察されてるこの段階ではもうまな板の
上の鯉、やんぬるかな。その尖ったヤツを鼻に突っ込
まれたり、耳にぐりぐりチューブみたいのを入れられ
圧をかけられたり、各種よく分からない事をして
（しかもいちいち「次何が起こるのか」が皆目
分からない、言ってみりゃお化け屋敷診療といった
趣なのです）、恐怖に震えて悪い汗をびっしょり
かきながら、なんとか診察を切り抜けましたが、
最後に「だいたい、鼻つまんで耳抜きしたら抜ける
だろう！抜けないの？やってみて！」と恫喝（？）
され、先生怖さのあまり「あ、抜けました、
もうなんだか直ってきた気がします！」と嘘ついて
出てきてしまいました。
全然耳抜きも出来なければ直ってもおらんのですが。
でも、あと３分ぐらいいたら真剣に小学生のように
泣き出していたかと思います。
ああ、でもどうしよう、もう医者行きたくないな〜、
一生右耳はエレベーターの中なんだろうか。ぐすん。
でもあれかな、巷で流行のいわゆる「ツンデレ」な
先生で、しばらくかかっていたら憎からず思える
ようになる、とかなのか。
や、待て待て、だいたいなんで私が先生の「デレ」を
引き出すまでがんばらなきゃいけないのか。というか、
やっぱりただの「１００％ツン」な気がしてならないし。