ちょっと仕事紹介など

前回猫の話を書いた後にやや間が空いてしまった
のですが、その後猫の調子は、まあ、調子のいい日も
あれば、ちょっと悪そうな日もあり、という感じでは
ありますが、なんとか日常を送っております。

 さて、ちょっと仕事の紹介。
婦人公論の海外女性通信コーナーの挿絵の仕事、
このコーナーでは毎回世界の楽しい話題やめずらしい
話、政治や社会問題など多岐に渡って海外各地在住の方が
原稿を書かれているのですが、今回は難民のお話です。



2ヶ月ほど前に、「それでも僕は帰る」という
シリア内戦のドキュメンタリー映画を見ました。
シリアは圧政がありつつも、ひとびとは長らく
かりそめの平穏の中で暮らしていたのですが
アラブの春とともに民主化を求める声が強まり、
それに対する弾圧が内戦(というか、政府の
暴力により市民が非暴力を捨てざるを得ない状況に
追い込まれて行く)になっていくという流れを
民主化運動のリーダーの若者を通して追っていく
とてもつらい映画でした。
 平和、安全に暮らせる社会の脆さと、それを脅かして
いるものは何か、 外敵よりもなにより
まず、自国の政治、軍隊なのだという現実に
打ちのめされました。

そういえばわたしが2012年にモリッシーを
観に行った時メンバーみんなが「アサドはクソ」
ってTシャツを着て、シリア問題の喚起をしていた
のを思い出しますが、それから3年、状況は悪化する
一方で、国際社会に何が出来るのか難しい部分も
ありますが、せめて故郷を追われ、行き場のない
方々が生活の基盤を取り戻すためになんとか皆で
手を差し伸べられないものかなあと思いますね。

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