「スウェーデンの保育園に待機児童はいない」

いやー、すっかりごぶさたでした。どうもブログ、ちょっと書かないでいると、書かないのが習慣化してしまってよくないですね。というわけで間が空きすぎましたが、最近の仕事の紹介など。







東京創元社さんから発売されたばかりの「スウェーデンの保育園に待機児童はいない」(久山葉子さん著)の表紙と中の扉の絵を描きました。久山さんが小さいお子さんを抱えてご夫婦でスウェーデンに移住され暮らしてみて実感された子育てのしやすさ、生活ぶりなどが大変興味深いです。外国のよい仕組みを日本も見習って、子供がのびのび、親も楽に暮らせる社会に日本もしていきたいですね。たぶん、日本の親は皆たいへん忙しいなかすごくがんばっている方が多いと思うというか、がんばらないとやっていけない部分があるような気がしますが、もっと子育てする人や子供にやさしい社会、人々に余裕のある社会にしていきたいなあ...。個人の努力でなく、制度でできる事、きっともっとありますよね。



 ダイヤモンド社さんのムック、「マンション・団地 再生完全ガイド」の中の特集ページのイラストを描きました。大規模修繕、他人事じゃありません。というか、住んでるとだんだん設備も老朽化しますね。先日、調子が悪くてだましだまし使ってた給湯器がついに突然完全に死にまして、あわてて修理交換いたしましたが、基本インフラが使えなくなった時の人間の脆弱さよ。ついでに私のお財布も脆弱なので、他にも冷蔵庫やら洗濯機やら、我が家の設備構成員達には頼むからいっぺんに壊れず時期をずらしてほしいのよ。くわばらくわばら。


 週刊朝日ムックさんの「家族ではじめる本格漢方2019」でも挿絵を描いています。私も割と市販の薬を飲む前に、漢方薬を飲んでみたりするんですが、その割によく知らなかったりするので興味深かったです。




クインテッセンス出版さんの「患者さんと歯科医院をつなぐ治療説明用マガジン nico」で去年1年連載のイラストを描いていたのですが(紹介しようと思ってたのにしないままになってしまってました、また機会があれば載せたいです)、それとは別に今回は特集ページでイラストを描きました。口の中の健康、たいへん気になりますね。早めの受診で安心したいですね。




連載では、しんきんの会報誌「はれ予報」で吉永みちこさんのコラム。今回は、手紙について。最近すっかりEメールやらで済ませてしまいますが、紙の手紙にはやっぱりちょっと相手との距離へのためらい、深慮などがあり、コミュニケートすることの特別な喜びがありますよね。吉永さんの文通体験、懐かしくてすてきだなあ...と思いました。



ポプラ社の*astaで連載中の小路幸也さんの「花咲小路一丁目の髪結いの亭主」の挿絵。物語も佳境に入り、今回はシリーズ通してのキーマンであるセイさんの秘密にぐぐっと迫っています。毎回先がとても気になります!



そういえば、昔はブログでも、特に仕事の報告でなくとも、日々のよもやまばなしを書いてたんですが、最近すっかりそういう事もしてませんね、わたし。最近、情報量が多い世の中で情報を受け取るのに結構労力を使ってしまい、なんとなく自分の中で満足してしまって、自分から発信しないまま自己完結してしまうような流れが自分の中にあるなあ、と気づきました。しかし、ものを作って発信していかなければいけない仕事をしているのに、そんな事じゃあかんです。他愛のない事でもなんでも書いて、外に発信してくのも大事ですね。宛名のない手紙、誰も読まない手紙を書き散らかすのもまたそれはそれで人生の醍醐味なのだ。という初心に帰りたいものです。
ではではではまた。

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