最近の仕事から




彩図社さんの新刊「教養として知っておきたい 33の経済理論」(大村大次郎氏著)でカバーと挿絵を描きました。分かりやすく経済学の歴史と有名な経済理論について概論をまとめてある本で、経済を学んだことのない方も、昔勉強したのに忘れちゃったな、という方にも気軽に読めて、自分達の暮らしとの関わりも改めて考えられる面白い本だと思います。







技術評論社さんで、以前カバーと挿絵を描きました「自分のペースでゆったり学ぶ EXCEL VBA」(日花弘子氏著)という本が好評でロングセラーになっておりまして、改訂2版目を重ね、また表紙も新装になりました。森でジャム屋さんをやるくまさんが、経理をもっと楽にやりたい!とEXCEL VBAを学ぶストーリーなのですが、分かりやすくて楽しく勉強できる本だと思います。






連載で挿絵を描いている婦人公論さんの「海外女性通信」、最近はコロナの話題が続いています。こうした世界同時多発的な厄災の中、他の国の人々はどう対処しているのか気になりますし、様々な人々の経験を知ることで自分達の力にもなりますね。イタリアでは子供達が連帯の旗を作り、マカオではカジノの収益から市民に補償金が還元されていたり。




もう長いこと雑誌「集中 医療の最前線MediCon」という雑誌で、香山リカ氏の連載コラム「医者のココロ、患者のキモチ」という医師と患者の立場の違いを考え両者をつなぐ示唆に富んだコラムの挿絵を描いているのですが、こちらの連載もここのところコロナ問題が多いです。今回は、医療資格を持っている人だけでなく、病院内では様々な方がともに働いており、そうした非有資格者の方々にこそ特に院内感染対策を優先して守る必要があるのでは、というお話です。感染の知識がある医師に比べ、非有資格のエッセンシャルワーカーの方々は知識がない中でリスクにさらされやすい面があるので、本当に大事な話だと思います。





しんきん会報誌「はれ予報」の吉永みち子さんの連載「虫の目鳥の目魚の目」、今回は「なんでも水に流してしまう日本人の気質」について。水に流す、というのは、いい面もあるんですが、流しちゃって、いいのかな?という面もありますね。

時事問題で大きなトピックがあると、出版のお仕事というのはやはり時代を敏感に写す鏡というか、ほぼリアルタイムでその状況の共有もでき、後で読み返してもその時期にこのような状況で何が起こり人は何を考えていたかというのが残る貴重なメディアかなあと思います。 自分も、この瞬間に自分が感じていることを消化しつつ、記事のテーマを最大限に汲み、また普遍的な価値観なども踏まえつつ、あらゆる感覚を生かして仕事に取り組みたいと改めて思わされますね。
ではでは、また。

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